【2018.01.17】ものづくりと算数


ものづくりをする上で、算数はきってもきれない存在です。電子部品に流す電流の量や、筐体を作る際の寸法など、さまざまな場面で算数の力が必要になります。Iくんは、電子回路の知識は人並み以上ですが、算数は少し苦手。そこで、講座の冒頭は、第2章で取り組んだm(ミリ)やk(キロ)といったスケールを表す接頭辞を自在に操るための計算練習をしています。少数を含む割り算も計算間違いが減り、少しずつ進歩しています。このまま、少しずつでもいいので、計算力も成長できるように一緒にがんばりましょう!

【2018.01.07】今年の初講座


手廻しドリルの練習


筐体加工の課題完成


年末年始に自宅で作ってきてくれた作品

今年最初の講座は「ドリルによる穴あけ加工」からスタートです。回路を入れる箱、つまり筐体の加工は、回路を保護して外見をよく見せるだけでなく、作品の機能を担う場合もあります。アイディアを形にする上で、とても重要な要素です。本カリキュラムでは、ボリューム(可変抵抗)によってLEDの明るさを変化させる回路をプラスチックの箱に構築する作品の製作を通して、ノギスや手廻しボール盤の使い方を習得していきます。Iくんは、ドリル刃のとりつけに苦労くることもありましたが、うまくつくることができました。この調子で得意の回路と組み合わせて、アイディアを形にする力を養っていきましょう。

年始の3日間、講座はお休みでしたが、Iくんは自宅で回路を作ってきてくれました。家庭にある材料を使って筐体を作っているところに発想力が感じられて、とてもすばらしい作品です。機能としては、機械式のスイッチで音楽が流れる仕様になっています。講座の中だけでなく、普段の生活の中でものづくりを楽しんだり、挑戦することは成長の促進につながるので、これからもオリジナル作品を思いついたら是非実際につくってみましょう。

【2017.12.27】きりんアフタースクールで出張講座

ブレッドボードで3色LEDの挙動を確かめている様子


作品の配線をしている様子


作った作品をもってみんなで集合写真


友達同士で回路について教え合っている様子

今日は、福岡市城南区にある「きりん幼稚園」で実施されている「きりんアフタースクール」にて小学1年生~3年生を対象に、出張講座「LEDで光る!アクリルツリーを作ろう!」を実施しました。

今回のテーマは「光の三原色」。LEDが放つ赤、緑、青の3色の光をボリューム(可変抵抗)つまみを回すことでそれぞれ変化させ、アクリル板で作ったオブジェを光らせる作品を製作しました。
夏に電子回路の製作体験をしている参加者にとってもボリューム(可変抵抗)は初登場の部品でしたが、実際にLEDの明るさを変化させてつまみの位置と抵抗値の大きさの対応が理解できた子からつかいこなせるようになっていきました。

冬休みということもあってみんな元気いっぱいで、特に女の子は様々な色に変化する透明なオブジェに様子に興味津々。きれいに煌く作品を眺めて、友達同士で好きな色に調整した自分の作品を見せ合いっこしていました。

今回の出張講座では、光の三原色について体験してもらい、電子回路をはんだづけなしに組み立てる技術(ブレッドボード)を学んでもらいました。それらを、科学への入り口として、是非とも次のステップへとつなげて欲しいものです。

【2017.12.19】スイッチによる電流経路の切り替え

スイッチによる電流経路や電源オン/オフの切り替えは、電子回路をつくる上で基本的で重要な考え方です。回路図で表現されると理解できる子でも、実際に回路を作ろうとするとうまくできない場合がよくあります。それは、回路図では回路図記号の形状と機能がうまく対応するように作られているのに対して、実物の部品は内部構造が見えないために形状と機能の対応がつけにくいためです。そのため、本講座ではテキストにスイッチの内部構造が透けて見えるようなイラストで機能と構造の説明をしています。
Iくんは、空間的な想像力が高いようで、一度スイッチのイラストを見ただけでサクサク回路を作ってしまいました。回路の配線をする様子を見ていても感じていましたが、高い想像力は強みになるので、電子工作を通じてぐんっと伸ばしていきましょう。

【2017.12.12】ボリュームの特性を調べてみよう


ものづくり講座では、単にものをつくるだけではなく、「実感を伴って理解する」ことを大切にしています。電流や電圧、抵抗などの電気的な特性は直接目で見ることができないため、それらを数値化してくれるテスターは大きな役割をはたします。今日は、抵抗値の測り方の練習をかねて、つまみを回した際のボリュームの抵抗値の変化を調べています。

部品の特性が理解できれば、応用してテキストにないオリジナル回路を作ることもできますね!少しずつ使える部品と技術を増やしていきましょう。

【2017.11.20】初の作品展示


11月11日(土)、12日(日)に福岡市科学館で開催された「つくると!4」に出展し、受講生の作品展示および講座紹介を行いました。

つくると!とは、誰でも参加できる福岡発祥のものづくり博覧会です。ペーパークラフトやフィギアなどハンドメイドの作品から、3DプリンターやIoT関係のデジタルな作品まで幅広い展示があり、開館して間もない真新しい館内は大いに賑わいました。

今回、受講生のIくん(小4)が出展した作品は、名づけて「電圧が下がると点滅する防犯灯」。車内に設置することを想定した防犯機器です。車のシガーソケットから給電されている状態では駆動せず、夜間エンジンを切っている間にはLED順送り点灯回路が周囲に警戒を示す。彼はそんな作品を目指しました。当日までに、シガーソケットへの接続部分が間に合わなかったものの、ボリューム(可変抵抗)を使って電圧を上下させる回路を作ることで、来場者にデモンストレーションをすることができました。

知識や技術を習得するだけでなく、それを活用するプロセスがとても大切です。自分で考えたコンセプトを、これまでに培った基礎力・創造力をもって形にしていく喜びを経験したIくん。これまで以上に普段の講座での自分伸ばしに精がでることでしょう。

【2017.09.27】いい滑り止めを発見!

電子回路を作っていると「基板や配線部材を押さえるための3本目の腕があればなぁ」と思う場面に出会うことがあります。はんだとはんだごてで両手がふさがるからです。そんな悩みを解決するために「ヘルパー」という専用の器具が売られているほど。

しかし、Iくん(小4)はそんな器具に頼らなくても問題解決する方法を見出しました。それは、ラジオペンチの柄を滑り止め代りにすることです。これで、基板が動かないようにできます。

作業効率をいかに向上するか考えることは、ものづくりにおいてとても重要なプロセスです。もちろん、ものづくり以外でも必ず役に立つ観点なので、作品製作を通じてもっともっと伸ばしていきましょう!

【2017.09.20】初回授業

夏休みの体験講座を終えたIくん(小4)は、本講座に入会して今日から第1章「配線の草原」を始めました。この章では、「ものづくりの心得」から「きれいなはんだづけ・配線の方法」を学び、ものづくりの基本を身に付けます。

Iくんはもともと回路や部品に対する理解は人一倍ありましたが、「きれいに作る」という発想はあまりありませんでした。しかし、回路はきれいにつくることで、丈夫で、かつ部品同士のつながりがわかりやすくなります。いそがず、あせらず、しっかりと「目」「手」「心」を養いましょう。

【2017.08.23】ブランクを感じさせない手つき

2週間お休みしていたIくん(小4)ですが、前回までの内容が抜けている様子はまったくありません。むしろ、早々に「夏休み体験講座」の最終課題(北斗七星)を作り終わり、自由課題として「電子ランタン」の製作に入りました。

Iくんの理解力とスピードには相変わらず驚かされますが、着目すべきは製作過程に見える彼の工夫点です。はんだづけをしやすいように、基板をうまいこと動かしたり物で固定したり、単に作業するだけでなく随所で効率があがるように工夫をしています。工夫によって効率を上げようと試みることは、電子工作以外においても大切な心構えです。ものづくりを通して、工夫の精神にもっともっと磨きをかけてほしいですね。